株式会社荻野商店(荻野匡司社長、群馬県甘楽郡下仁田町)は1916年(大正5年)創業。群馬県の生産量が全国の90%以上を占めるこんにゃく芋を、様々な加工に適した「こんにゃく粉」として精粉し販売する、こんにゃく精粉メーカーとして全国屈指のシェアを誇る。
同社では1935年に動力用フランシスタタービンを導入、1962年には全国初となるこんにゃく火力乾燥機を開発するなど、時代に先駆けた取組を通して、こんにゃく業界の近代化に大きく貢献してきた。「白雪特級」は高い品質と安定性を誇る同社を代表するこんにゃく粉ブランド。全国のこんにゃくメーカーの多くが、板こんにゃくやしらたきの製造に使用しており、業界のスタンダードとして知られる。
同社製品の品質を支えているのが高レベルの品質管理体制だ。色彩選別機、2種類の金属検出機を用いた異物除去に加え、マイクロスコープなど様々な最先端機器も用いた自社検査室による検査体制を確立。こんにゃく粉の特性である粘度や白度などを検査することで、製品荷造りの際に、均質な特性になるようにブレンドしている。
2019年には食品安全に関する国際規格「FSSC22000」を取得し、さらに安全安心で高品質のこんにゃく原料を全国に届ける体制を整えている。
同社では近年、独自技術により加工したこんにゃく粉の開発、製造にも注力。こんにゃく以外の食品へ、その需要が高まっている。 その中でも、次世代のこんにゃく粉として大きな注目を集めているのが「マジックマンナン」だ。
通常のこんにゃく粉は、凝固剤(石灰などのアルカリ剤)を加えることにより固まるが、同商品は凝固剤不要で、水や各種溶媒を加えて練るだけで固まる。
最大の特徴が、こんにゃくの性質は残しており、加熱しても溶けないこと。ゼラチンや寒天など一般的なゲル化剤は、熱に弱いため固めたものを加熱調理することができないが、マジックマンナンであれば加熱調理することができる。
その特性を生かし、調理・加工温度は、冷温・常温・加熱(ボイル/レトルト)まで幅広く対応が可能となっており、「まとまりを良くしたい(結着性)」「しっとり・やわらか・ジューシーさが欲しい(食感改良)」「歩留まり改善を図りたい」などの要望に応えることができる。
また、酸性・中性・アルカリ性を問わずゲル化が可能であり、無味無臭で素材の風味を損なわないため、汎用性が高く、幅広い用途に使用できることも特長。現在も、和洋中の料理やスイーツ、介護食、プラントベースなど様々なジャンルでマジックマンナンの活躍の場が広がっている。
同社では、マジックマンナンの他にも、アルコール洗浄と微粉砕を行ったこんにゃく粉「ファインスーパーマンナン」、蒟蒻粉をアルコール水溶液で洗浄した「スーパーマンナン」など幅広い商品をラインナップ、こんにゃく粉の新たな可能性を追求している。
こんにゃく粉の新たな用途の研究開発・提案を通じて、様々な社会課題の解決に取り組みながら、地域の伝統産業を守る、こうした同社の先進的な取組は、令和6年度「SDGsぐんまビジネスプラクティス」にも選定されている。
【2025(令和7)年4月1日第5191号4面】
同社では1935年に動力用フランシスタタービンを導入、1962年には全国初となるこんにゃく火力乾燥機を開発するなど、時代に先駆けた取組を通して、こんにゃく業界の近代化に大きく貢献してきた。「白雪特級」は高い品質と安定性を誇る同社を代表するこんにゃく粉ブランド。全国のこんにゃくメーカーの多くが、板こんにゃくやしらたきの製造に使用しており、業界のスタンダードとして知られる。
同社製品の品質を支えているのが高レベルの品質管理体制だ。色彩選別機、2種類の金属検出機を用いた異物除去に加え、マイクロスコープなど様々な最先端機器も用いた自社検査室による検査体制を確立。こんにゃく粉の特性である粘度や白度などを検査することで、製品荷造りの際に、均質な特性になるようにブレンドしている。
2019年には食品安全に関する国際規格「FSSC22000」を取得し、さらに安全安心で高品質のこんにゃく原料を全国に届ける体制を整えている。
同社では近年、独自技術により加工したこんにゃく粉の開発、製造にも注力。こんにゃく以外の食品へ、その需要が高まっている。 その中でも、次世代のこんにゃく粉として大きな注目を集めているのが「マジックマンナン」だ。
通常のこんにゃく粉は、凝固剤(石灰などのアルカリ剤)を加えることにより固まるが、同商品は凝固剤不要で、水や各種溶媒を加えて練るだけで固まる。
最大の特徴が、こんにゃくの性質は残しており、加熱しても溶けないこと。ゼラチンや寒天など一般的なゲル化剤は、熱に弱いため固めたものを加熱調理することができないが、マジックマンナンであれば加熱調理することができる。
その特性を生かし、調理・加工温度は、冷温・常温・加熱(ボイル/レトルト)まで幅広く対応が可能となっており、「まとまりを良くしたい(結着性)」「しっとり・やわらか・ジューシーさが欲しい(食感改良)」「歩留まり改善を図りたい」などの要望に応えることができる。
また、酸性・中性・アルカリ性を問わずゲル化が可能であり、無味無臭で素材の風味を損なわないため、汎用性が高く、幅広い用途に使用できることも特長。現在も、和洋中の料理やスイーツ、介護食、プラントベースなど様々なジャンルでマジックマンナンの活躍の場が広がっている。
同社では、マジックマンナンの他にも、アルコール洗浄と微粉砕を行ったこんにゃく粉「ファインスーパーマンナン」、蒟蒻粉をアルコール水溶液で洗浄した「スーパーマンナン」など幅広い商品をラインナップ、こんにゃく粉の新たな可能性を追求している。
こんにゃく粉の新たな用途の研究開発・提案を通じて、様々な社会課題の解決に取り組みながら、地域の伝統産業を守る、こうした同社の先進的な取組は、令和6年度「SDGsぐんまビジネスプラクティス」にも選定されている。
【2025(令和7)年4月1日第5191号4面】
荻野商店HP
茂木食品工業株式会社(茂木進社長、群馬県甘楽郡下仁田町)は蒟蒻の生産地として有名な群馬県下仁田町にて半世紀以上にわたり、コンニャクの製造販売を行う老舗。最近では、既存のこんにゃくの枠を超えた研究開発に着手し画期的な新商品を次々と生み出している。
同社の人気商品の一つが「おつまみこんにゃく ちょこっと酢っぱ」。プリっとした歯ごたえのこんにゃくにしそ風味の程よい酸味を加えて、食べやすい個包装に仕上げた商品。さわやかな酸味と独特の食感が人気で、低カロリーの健康的なお菓子、おつまみとして幅広いファン層から支持されている。
同商品の好調な動きを受け、同社では「ちょこっと酢っぱ」シリーズのラインナップを拡充する。
従来の「しそ風味」に続く新商品として「ゆず味」を開発。また、夏シーズン限定のフレーバーとして「トマト味」「塩レモン味」をラインナップに加え、夏場の熱中症対策にも有効な商品として提案する。これら新商品は4月15日~17日に東京ビッグサイトで開催される「ファベックス2025」にてお披露目する予定だ。
さらに、冬場には身体が温まる冬シーズン限定商品を発売する予定となっており、「ちょこっと酢っぱ」シリーズの拡売に力を注いでいく。
また、2021年に発売した新感覚ヘルシーハンバーグ「サラダバーグ」も健康志向の高まりを受けて堅調に推移している。
「サラダバーグ」は、通常ハンバーグに使用されることの多い卵白やパン粉の代わりに、こんにゃくペーストを使用した100%プラントベースのハンバーグ。一袋(90g)食べてもカロリーは77kcal。一般的なお肉のハンバーグと比較してカロリー60%オフ、糖質70%オフ、脂質80%オフと圧倒的な数値を実現している。
2022年には、シリーズ商品として、たんぱく質を増量した「サラダバーグ アスリート」、こんにゃくセラミドを配合した「サラダバーグ リッチセラミド」を発売し、アスリートや美容・健康に関心の高い層からの支持を集めている。その他、介護施設などへの需要が高まっているのが「ほろっと崩れるこんにゃく」。商品名の通り、舌でつぶせる柔らかさを実現したこんにゃくだ。これまで介護食用に作られたこんにゃくは、一度粉砕したものをゼラチンで固めたものなど、加熱すると溶けてしまう「こんにゃくのような」ものが多かったが、同社の商品は加熱しても崩れず、煮物やおでんとして調理できることが特徴の、本物のこんにゃくである。
現在は冷凍おせち向けの食材として使用できる、冷凍可能な「ほろっと崩れるこんにゃく」の開発を進めている。
同社の人気商品の一つが「おつまみこんにゃく ちょこっと酢っぱ」。プリっとした歯ごたえのこんにゃくにしそ風味の程よい酸味を加えて、食べやすい個包装に仕上げた商品。さわやかな酸味と独特の食感が人気で、低カロリーの健康的なお菓子、おつまみとして幅広いファン層から支持されている。
同商品の好調な動きを受け、同社では「ちょこっと酢っぱ」シリーズのラインナップを拡充する。
従来の「しそ風味」に続く新商品として「ゆず味」を開発。また、夏シーズン限定のフレーバーとして「トマト味」「塩レモン味」をラインナップに加え、夏場の熱中症対策にも有効な商品として提案する。これら新商品は4月15日~17日に東京ビッグサイトで開催される「ファベックス2025」にてお披露目する予定だ。
さらに、冬場には身体が温まる冬シーズン限定商品を発売する予定となっており、「ちょこっと酢っぱ」シリーズの拡売に力を注いでいく。
また、2021年に発売した新感覚ヘルシーハンバーグ「サラダバーグ」も健康志向の高まりを受けて堅調に推移している。
「サラダバーグ」は、通常ハンバーグに使用されることの多い卵白やパン粉の代わりに、こんにゃくペーストを使用した100%プラントベースのハンバーグ。一袋(90g)食べてもカロリーは77kcal。一般的なお肉のハンバーグと比較してカロリー60%オフ、糖質70%オフ、脂質80%オフと圧倒的な数値を実現している。
2022年には、シリーズ商品として、たんぱく質を増量した「サラダバーグ アスリート」、こんにゃくセラミドを配合した「サラダバーグ リッチセラミド」を発売し、アスリートや美容・健康に関心の高い層からの支持を集めている。その他、介護施設などへの需要が高まっているのが「ほろっと崩れるこんにゃく」。商品名の通り、舌でつぶせる柔らかさを実現したこんにゃくだ。これまで介護食用に作られたこんにゃくは、一度粉砕したものをゼラチンで固めたものなど、加熱すると溶けてしまう「こんにゃくのような」ものが多かったが、同社の商品は加熱しても崩れず、煮物やおでんとして調理できることが特徴の、本物のこんにゃくである。
現在は冷凍おせち向けの食材として使用できる、冷凍可能な「ほろっと崩れるこんにゃく」の開発を進めている。
【2025(令和7)年4月1日第5191号4面】
茂木食品工業HP
有限会社ツトム食品(土屋智久社長、群馬県富岡市)は、厳選した群馬県産蒟蒻芋と野上川の清流水を使用、原料と水にこだわった良質なこんにゃく製造を行っている。
同社では、世界的な日本食ブームやヴィーガン・ベジタリアン人口の増加を背景に、2018年よりこんにゃくの輸出をスタート。輸出額は右肩上がりで増加しており、現在、北米・ヨーロッパ・アジアなど世界14カ国で同社製品が販売され、日本発の健康食品として親しまれている。
特に人気なのが「SoyNyack(ソイニャック)」と「枝豆こんにゃく」の2品。健康志向が追い風となり、海外だけでなく国内でも売上が伸長している。
「SoyNyack」は水で流すだけで食べられる、グルテンフリーの大豆こんにゃく麺。こんにゃくと大豆粉を原料に、“フィットチーネ”のような平たい麺に仕上げている。
喉越しが良く、温めても冷やしても美味しく食べられる。食べ方は様々で、付属のごまダレのほか、お好みのドレッシングやレトルトソースをかけて自由な楽しみ方ができる。野菜と共にサラダ麺として、またタイ料理のパッタイのように炒めても美味しい。低カロリー(ドレッシング含め1食あたり75キロカロリー)、低糖質、さらに大豆のタンパク質も摂取できるヘルシーな商品となっている。
今夏には、ごまダレを添付しない「SoyNyack」タレなしタイプを海外向けに発売予定。各国の食文化に合わせ自由にアレンジできる商品として提案していく。
「枝豆こんにゃく」は、国産枝豆粉とこんにゃく粉を練り合わせた風味豊かで色鮮やかなこんにゃく。水洗いして、添付のダシ醤油のほか、わさび醤油、酢味噌などお好みのタレをかけるだけで手軽に楽しめる。翡翠のように美しい緑色が特徴で、サラダや煮物など幅広い料理に使用することで、鮮やかな彩りを演出することもできる。
同社では、玉こんにゃく、薄切りこんにゃく、しらたき、ところてんなど各種業務用商品も手掛けており、品質の良さやカット幅などへの細やかな対応により、販売先が増加している。
同社では、世界的な日本食ブームやヴィーガン・ベジタリアン人口の増加を背景に、2018年よりこんにゃくの輸出をスタート。輸出額は右肩上がりで増加しており、現在、北米・ヨーロッパ・アジアなど世界14カ国で同社製品が販売され、日本発の健康食品として親しまれている。
特に人気なのが「SoyNyack(ソイニャック)」と「枝豆こんにゃく」の2品。健康志向が追い風となり、海外だけでなく国内でも売上が伸長している。
「SoyNyack」は水で流すだけで食べられる、グルテンフリーの大豆こんにゃく麺。こんにゃくと大豆粉を原料に、“フィットチーネ”のような平たい麺に仕上げている。
喉越しが良く、温めても冷やしても美味しく食べられる。食べ方は様々で、付属のごまダレのほか、お好みのドレッシングやレトルトソースをかけて自由な楽しみ方ができる。野菜と共にサラダ麺として、またタイ料理のパッタイのように炒めても美味しい。低カロリー(ドレッシング含め1食あたり75キロカロリー)、低糖質、さらに大豆のタンパク質も摂取できるヘルシーな商品となっている。
今夏には、ごまダレを添付しない「SoyNyack」タレなしタイプを海外向けに発売予定。各国の食文化に合わせ自由にアレンジできる商品として提案していく。
「枝豆こんにゃく」は、国産枝豆粉とこんにゃく粉を練り合わせた風味豊かで色鮮やかなこんにゃく。水洗いして、添付のダシ醤油のほか、わさび醤油、酢味噌などお好みのタレをかけるだけで手軽に楽しめる。翡翠のように美しい緑色が特徴で、サラダや煮物など幅広い料理に使用することで、鮮やかな彩りを演出することもできる。
同社では、玉こんにゃく、薄切りこんにゃく、しらたき、ところてんなど各種業務用商品も手掛けており、品質の良さやカット幅などへの細やかな対応により、販売先が増加している。
【2025(令和7)年4月1日第5191号4面】
ツトム食品HP
株式会社北毛久呂保(兵藤武志社長、群馬県利根郡昭和村)は、こんにゃく芋の栽培面積が日本一の群馬県昭和村に位置。地元こんにゃく農家が丹精込めて作ったこんにゃく芋を赤城山麓の水を使用し、板こんにゃくやしらたきなど様々なこんにゃく製品に加工している。
同社の特長と言えるのがユニークな製品開発。「うまい、楽しい、おもしろい」を経営理念として、これまでにない独創的な商品を世に生み出してきた。
そんな同社を代表する商品が「かみかみこんにゃく」だ。約40年前に先代社長が開発、兵藤社長がヒット商品に育て上げた。
独自製法のこんにゃくを大釜でじっくりコトコト煮込み味付けし、一枚一枚手作業で並べ、乾燥機でセミドライに仕上げていく。 この工程を経ることにより、プリプリのこんにゃくは、ビーフジャーキーのような食感を持ったおやつ・おつまみに生まれ変わる。 「かみかみこんにゃく」シリーズは近年、コロナ禍の巣ごもりや家飲み需要が追い風となり、低カロリーで健康的なおやつ・おつまみとしてブレイク。WEB通販の普及も後押しし、この5年間で出荷量は2倍に拡大している。
ラインナップは「スパイシービーフ味」「ブラックペッパー味」「ローストビーフ味」の3種類。スルメのような独特の食感が心地良く、噛めば噛むほど各フレーバーの風味が溢れ出す。ビールやハイボールなど様々なお酒との相性が良い。
同社では今夏に向け、「かみかみこんにゃく」シリーズの新フレーバーとして、「アンチョビガーリック」「タンドリービーフ」「レモンガーリック」の3種類を発売予定。低カロリーであり、こんにゃくに含まれる食物繊維やカルシウムといった栄養素も摂取できる手軽で健康的なおやつ・おつまみとしてさらに注目が集まりそうだ。
同社は今年創業より50周年の節目を迎えた。
今後も、こんにゃくを時代に合わせた形で提案し、こんにゃくの食文化を広めることで地域に貢献していく。
同社の特長と言えるのがユニークな製品開発。「うまい、楽しい、おもしろい」を経営理念として、これまでにない独創的な商品を世に生み出してきた。
そんな同社を代表する商品が「かみかみこんにゃく」だ。約40年前に先代社長が開発、兵藤社長がヒット商品に育て上げた。
独自製法のこんにゃくを大釜でじっくりコトコト煮込み味付けし、一枚一枚手作業で並べ、乾燥機でセミドライに仕上げていく。 この工程を経ることにより、プリプリのこんにゃくは、ビーフジャーキーのような食感を持ったおやつ・おつまみに生まれ変わる。 「かみかみこんにゃく」シリーズは近年、コロナ禍の巣ごもりや家飲み需要が追い風となり、低カロリーで健康的なおやつ・おつまみとしてブレイク。WEB通販の普及も後押しし、この5年間で出荷量は2倍に拡大している。
ラインナップは「スパイシービーフ味」「ブラックペッパー味」「ローストビーフ味」の3種類。スルメのような独特の食感が心地良く、噛めば噛むほど各フレーバーの風味が溢れ出す。ビールやハイボールなど様々なお酒との相性が良い。
同社では今夏に向け、「かみかみこんにゃく」シリーズの新フレーバーとして、「アンチョビガーリック」「タンドリービーフ」「レモンガーリック」の3種類を発売予定。低カロリーであり、こんにゃくに含まれる食物繊維やカルシウムといった栄養素も摂取できる手軽で健康的なおやつ・おつまみとしてさらに注目が集まりそうだ。
同社は今年創業より50周年の節目を迎えた。
今後も、こんにゃくを時代に合わせた形で提案し、こんにゃくの食文化を広めることで地域に貢献していく。
【2025(令和7)年4月1日第5191号5面】
北毛久呂保HP
<雪国アグリ> マンノース入りこんにゃくゼリー
雪国アグリ株式会社(鳥山晴沖社長、群馬県沼田市)は、コンニャク粉やこんにゃくゼリーの製造販売などを中心に事業を展開。食品中の機能性素材の研究にも力を注いでいる。
同社では前橋市にて3月24日、群馬大学などと共同で『「マンノース入りこんにゃくゼリー」お披露目会』を開催。コンニャクの構成成分で尿路感染症予防に効果があるとされる「マンノース」を配合したこんにゃくゼリーを今春、スーパーやコンビニなどで発売することを発表した。小売価格は1袋15個入り(1個20グラム)800~1000円を想定している。
グルコマンナンは体内で分解されにくく、従来のこんにゃく製品の摂取ではマンノースは体内でほとんど利用されなかった。同社では、酵素加水分解によりグルコマンナンをマンノースまで低分子量化させた液糖を開発、簡単にマンノースを摂取することが可能となった。この特許手法を用いた日本初の天然由来マンノース原料を「蒟蒻糖™」と命名。食品や飲料、サプリメントなどに機能性素材として幅広く使用してもらうことを目指している。
同社研究所所長の室井文篤氏は「年間約10万人が尿路感染症のため入院していると推定されており、再発率も高く、悩みを抱えられている方も多い。今回の研究成果が、感染症予防につながることを期待したい。また様々なメーカーによるフェムケア商品の開発にも生かしていただきたい」と話している。
同社では前橋市にて3月24日、群馬大学などと共同で『「マンノース入りこんにゃくゼリー」お披露目会』を開催。コンニャクの構成成分で尿路感染症予防に効果があるとされる「マンノース」を配合したこんにゃくゼリーを今春、スーパーやコンビニなどで発売することを発表した。小売価格は1袋15個入り(1個20グラム)800~1000円を想定している。
グルコマンナンは体内で分解されにくく、従来のこんにゃく製品の摂取ではマンノースは体内でほとんど利用されなかった。同社では、酵素加水分解によりグルコマンナンをマンノースまで低分子量化させた液糖を開発、簡単にマンノースを摂取することが可能となった。この特許手法を用いた日本初の天然由来マンノース原料を「蒟蒻糖™」と命名。食品や飲料、サプリメントなどに機能性素材として幅広く使用してもらうことを目指している。
同社研究所所長の室井文篤氏は「年間約10万人が尿路感染症のため入院していると推定されており、再発率も高く、悩みを抱えられている方も多い。今回の研究成果が、感染症予防につながることを期待したい。また様々なメーカーによるフェムケア商品の開発にも生かしていただきたい」と話している。
【2025(令和7)年4月11日第5192号5面】
雪国アグリHP