漬物研究同志会(近清剛会長)は2017年(平成29)年11月13日、東京都板橋区の東京家政大学で研修会を開催した。食に携わる機会が多い女性目線の商品開発や価値作りの流れを作ることを目的とし、吉岡屋の吉川社長を発起人代表として女子会が発足。漬物の業界活動において女子会を立ち上げるのは初めてのことで、業界内にもその先進性を示し、今後は活動を通してその意義を見い出していく。第1回目の会合では各メーカーのトップや幹部が出席し、女性ならではの視点から意見が出された。また、毎年恒例となっている東京家政大学卒論生との漬物談義も実施され、各社製品のアンケート調査報告が行われた他、情報交換が行われた。その他、同会が師事する全日本漬物協同組合連合会常任顧問の宮尾茂雄教授が漬物製造工程の乳酸菌調査結果等の報告と「発酵と漬物に関する一考察」の演題で講演を行った。懇親会でも女子会メンバーの話題が中心となるなど、女子力が際立つ研修会となった。