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豆腐・油揚・がんも 業界活動2019

凍豆腐3団体 総会

木下新会長
全国凍豆腐工業協同組合連合会、長野県凍豆腐工業協同組合、凍豆腐製造業公正取引協議会の3団体は2019年5月22日、長野市のホテルメトロポリタン長野にて通常総会を開催。それぞれ昨年度の事業・決算報告や今年度の事業計画案につき協議した。
全国凍豆腐協組連/長野凍豆腐協組では役員改選が行われ、登内英雄氏(登喜和冷凍食品)が会長/理事長を退任し、代わって木下博隆氏(旭松食品)が新会長/新理事長へそれぞれ就任した。
長野凍豆腐協組の事業報告では、凍豆腐の景況について話が挙がり、平成16年をピークに伸び悩んでいたが、昨年10月のテレビ放映等の影響で大幅な増産に転じ、現在も底上げされた状態が続いていることが報告された。
また今年度は、衛生管理の推進事業や、消費拡大へ向けイベント出展や行政機関、報道関係などと連携したPR活動、凍豆腐の健康効果の研究、発信等の事業を行っていく。
凍豆腐製造業公正取引協議会では、食品表示基準改正の経過措置期間が今年度末で終了することから、会員各社が円滑かつ確実に表示変更を実施できるよう、事業に取り組んでいく方針となった。
【2019(令和元)年7月1日第4984号1面】

深谷ものづくり博覧会

ひとくちがんも・深谷ねぎ使用
〝メイドイン深谷のいいもの大集合〟をコンセプトにした深谷ものづくり博覧会(主催:深谷市)が2019年3月3日、共催の埼玉工業大学において開催された。この展示会は普段あまり知られていない埼玉県深谷市の企業や団体の取組について、地元住民を中心に紹介することを目的として行われている。当日は雨天にもかかわらず家族連れなど4000人もの来場者を得るなど盛況となった。
富岡食品は地元を中心に大人気の「深谷ねぎ入りひとくちがんも」や「おばあちゃんのいなり」を展示した。同社はがんもに特化した豆腐生地の製造を行う。そうした中で地元特産品を具に使用したいという思いが、がんもに深谷ねぎ入りのがんもの開発につながった。
「おばあちゃんのいなり」は富岡食品の代表的な味つけ油揚げ。食べるとどこか懐かしい気持ちにさせてくれる。甘さを大切にしながらも、それでいてしつこくなく口に入れた時の食感も大事に製造されている。砂糖と味醂、こだわりの丸大豆醤油を合わせた自家製だれで好評を博している。
【2019(平成31)年3月4日(第4969)号3面】
 
株式会社富岡食品 https://www.tomiokafoods.co.jp/
 

みすずコーポレーション

主催者、ゲストの記念撮影
いなり寿司を求める来場者
上辻取締役
初午いなりプレイベント
いなりの魅力をPR

初午いなりの日プレイベントが2019年2月9日、千代田区の有楽町駅前公園広場で2月11日の「初午いなりの日」に先駆けて開催された。
はじめに主催のみすずコーポレーション(塚田裕一社長、長野県長野市)の上辻徹取締役品質開発本部統括本部長が登壇、会社の事業について「元々、高野豆腐を作っていた会社だが、今は味付けの油揚げを主流に、一日800万個のいなりの揚げを作っている」と説明、「いなり寿司はご飯をつめるだけで簡単にできる手軽さがあり、タンパク質の塊にご飯を入れるので非常に栄養バランスも良く、おにぎりよりも栄養価が高い」とアピールした。
トークイベントでは一般社団法人全日本いなり寿司協会の理事、「いなり王子」こと坂梨カズ氏、久永千恵氏(「レシピブログ」編集長)、料理家のぱお氏、お笑いコンビ、メイプル超合金が順に登壇。坂梨氏は「おいなりさんを守っている狐に奉納したお揚げをもらい下げて、ご飯を詰めて食べ、幸せを願ったことから初午の日にいなり寿司を食べる習慣が生まれた」と話し、「できれば3つ食べて欲しい。いなりの『い』命を繋ぐ。『な』名を成す。『り』利益を生む。商売繁盛で利益を生んで命を繋いでいく。みんなが笑顔になるような美味しいおいなりさんを食べてほしい」と続けた。
久永氏は「上部を開けて具材をトッピングするオープンいなりや、両端を切って細長くし、巻き寿司のように具材を巻くなどインスタ栄えするアレンジレシピも登場してきている」と話し、ぱお氏は「おいなりさんは簡単でバリエーション豊富に楽しめる。トッピングの具を変えるだけで違った味を楽しめるので、家族が多い方は酢飯からトッピングまでセルフで作るスタイルだとより簡単で楽しめる」と提案するなどそれぞれがいなり寿司の魅力を語った。
アンバサダーとして駆けつけたお笑いコンビ、メイプル超合金にはふたりを模したキャラいなり寿司が振舞われた。また「初午いなりの日」がいなり寿司を食べて健康を祈願する日であることから、それぞれ願いを書いた絵馬を披露。「午後から暖かくなって欲しい」と絵馬に書き、寒さの中での来場者を気遣い盛り上げた。
【2019(平成31)年3月4日(第4969)号4面】
 
株式会社みすずコーポレーション https://www.misuzu-co.co.jp/
 
 

みすずコーポレーション

ぱお氏(左)といなり王子・坂梨氏
参加者で記念撮影
いなり寿司のアイデアレシピ
初午いなりでイベント
オシャレ料理の実演解説

株式会社みすずコーポレーション(塚田裕一社長、長野県長野市)は2019年1月28日、アイランド株式会社(粟飯原理咲社長、東京都渋谷区)の人気料理レシピサイト「レシピブログ」とコラボレートした〝いなり寿司〟のアレンジレシピ料理教室を東京ガス「Studio+G」(東京都中央区銀座)で開催した。
「2月11日初午いなりの日」に先駆けて行ったもので、まず一般社団法人全日本いなり寿司協会の〝いなり王子〟こと坂梨カズ氏によるいなり寿司のカルチャー解説が行われた。いなりの歴史から、全国各地にある地元ならではのいなり寿司を紹介。また「西の三角、東の俵」といわれるいなり寿司の形が、岐阜県関ヶ原で東西に分かれる由来なども説明した。
続いて人気料理家・ぱお氏による「初午の日記念いなり寿司アイデアレシピ」の実演解説が行われた。会場は、普段から料理教室が行われているガス調理器具が揃った施設で、ぱお氏が実際に調理しながら〝オシャレいなり寿司〟のレシピを紹介した。
レシピは、①親子いなり②もち麦のサラダいなり③セルフいなり寿司パーティーの3種類で、ヘルシーでアイデアにあふれたメニューだ。ぱお氏が解説した後は一般参加者が4組に分かれて実際に調理。出来上がったいなり寿司は、参加者がインスタグラムにアップして拡散するなど、いなり寿司のPRに絶好のイベントとなった。
【2019(平成31)年2月11日(第4966)号20面】
 
株式会社みすずコーポレーション https://www.misuzu-co.co.jp/
 

日本惣菜協会

店内掲示用のポスター
「初午いなりの日」普及
2月11日に販売イベント

一般社団法人日本惣菜協会(佐藤総一郎会長)は、日本の食文化の伝承と地域食材の普及を目的に、2013年より惣菜業界をあげて「初午の日」の普及と伝統食である「いなり寿司」や「油揚げ」を使った料理の普及を推進してきた。
暦上の初午の日は「新暦・旧暦」2つの日程があり、毎年日にちが変動していたが、2017年9月に(一社)全日本いなり寿司協会が「初午いなりの日」として「2月11日」の記念日登録を行った。
この取組みに業界全体で協力して普及推進していくために、「2月11日」の「初午いなりの日」にあわせて、販売イベント実施を呼びかけていく。
同協会では、2月11日(月・祝)の「初午いなりの日」に向けて、業界向けに店内掲示用のポスターや、商品シールなど販促ツールの配布もスタートしている。
 
【事業の目的】
単身世帯の増加や女性の社会進出による調理の簡便化等により、家庭で調理をする機会が少なくなっている。中食業界は家庭食の代行業として、地域の人々の食生活を支える重要なインフラとなり、市場規模は10兆円を超える産業へと拡大してきた。しかしながら、それに伴いこれまで家庭内で受け継がれてきた「日本食文化の伝承」が失われつつある。安全で美味しい惣菜の提供だけでなく、日本食文化の伝承もまた、中食産業が担う大きな役割。惣菜専門店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店等の中食業界が一丸となり、売場から地域の方々に日本食文化の伝承や地域食材の普及に、寄与貢献することを目的にしている。
商品シール
【「初午」、「初午いなり」とは?】
①初午とは稲荷神が降りてきた事をお祝いする日(稲荷の誕生日)で、お稲荷さんの誕生日である初午にいなり寿司を食べると縁起が良いとされている。
②「いなり=稲が成る」と古来より五穀豊穣を祈願し稲荷神の使いである狐を祀るため油揚げやいなり寿司がお供えされてきた。
③稲荷神は生命の根源を司る神であり、古くから農業の守護神、商業、工業、殖産興業、交通安全、厄除、火防の神として広く崇敬されており、願いの数だけいなりを食べるといういわれがある。
【「初午いなりの日」が2月11日の由来】
稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神・宇迦御霊神(ウカノミタマ)が伊奈利山へ降りた日が和銅4年2月11日であったとされ、この日が初午であったことから、初午に全国で稲荷社を祀る風習となった。(出典:一般社団法人全日本いなり寿司協会/2017年9月に「初午いなりの日」を記念日登録)
【主催】一般社団法人日本惣菜協会
【協賛団体】一般社団法人全国スーパーマーケット協会、一般社団法人全日本いなり寿司協会、一般社団法人日本スーパーマーケット協会、一般社団法人日本フードサービス協会、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、一般社団法人冷凍めん協会、一般社団法人和食文化国民会議、オール日本スーパーマーケット協会、公益社団法人日本炊飯協会、公益社団法人日本べんとう振興協会、全国製麺協同組合連合会、惣菜サミット、日本百貨店協会
【2019(平成31)年1月1日(第4962)号15面】
 
一般社団法人日本惣菜協会 http://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/
 
株式会社食料新聞社
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