「粒柚子胡椒」は、従来のペースト状の製品にはない、食感も楽しめる柚子こしょう。柚子と唐辛子を完全にすり潰すのではなく、つぶつぶを残した状態で加工しているため、口の中でばらばらと解けてゆき、噛み砕くときに柚子の香りと唐辛子の辛味がつんと鼻に抜ける。柚子と唐辛子、存在感たっぷりの商品だ。
「YUZU RICH(ゆずリッチ)」は、スイートチリソースから発想を得た液状の「甘酸っぱい柚子こしょう」。甘さと酸味をプラスし、砂糖の「甘味」と醸造酢の「酸味」、唐辛子の「辛味」と、柚子のほんのりした「苦味」という4つの味が合わさり、それを素材にかけることによって「旨味」が増す、まさに「リッチ」な味わい。第24回東京ビジネスサミット2010「隠れた逸品コンテスト」食品部門でグランプリを受賞したのを皮切りに、「楽天市場O―1グランプリ決定戦」新創作料理部門大賞を受賞するなど、数々の賞に輝いた名品。
新感覚!「パクチーペッパー」
佐賀県武雄市の「江口農園」(江口達郎社長)が研究に研究を重ねて作り上げた香り高いパクチー。
このパクチーと運命的に出会った川津社長が、数年の構想期間を経てようやく完成したのが「パクチーペッパー」だ。
手摘みによる新鮮な葉を濃厚なペースト状に加工し、パンチのある辛みが特徴の九州産唐辛子と合わせ、液体調味料に仕上げた。
九州の太陽のエネルギーをたっぷり蓄えた「佐賀たけおパクチー」のフレッシュ感あふれるスパイスである。パスタ・ピザはもちろん、揚げ物や蒸し料理などにさっとひと振りすれば、いつもの味がエスニック料理に変身する。
第2弾!「わさびペッパー」
「わさびペッパー」は、同社が日田地区商工会青年部と大分県の地域活性化を目的として取り組んだもの。日田市の名産「津江わさび」と川津食品の柚子胡椒にも使われているピリッと辛い「九州産青唐辛子」を組み合わせた、「ペッパー」シリーズの第2弾である。
大分県の最西端で、福岡と熊本に隣接する日田市。林業で栄えたこの地区の、日田杉の山々に囲まれた筑後川源流域にあたる津江地区(前津江町・中津江村・上津江町)、天瀬町、大山町では、豊富な湧水に恵まれて野山に自生するわさびが昔から食されている。昭和56(1981)年には、盛夏でも涼しい日田杉の林を利用した林間わさびの栽培が始まり、今では九州最大のわさび産地である。
わさびは根っこの部分をすりおろして使うだけではない。収穫量が限られるためスーパーなどには出回らないものの、葉わさびも日田地域では伝統的な食として好まれている。この爽やかな辛味が特徴の葉わさびと、同社が柚子胡椒に使用する九州産青唐辛子をベースに、インパクトのある辛味を追求した結果、地元色豊かな辛味調味料「わさびペッパー」が完成した。わさびの激しい刺激と、ピリッと辛い青唐辛子を活かしたペッパーソースタイプの調味料だ。
その他調味料も多彩に!
柚子果汁の「ゆず搾り」(500g、1㎏入りPETボトル)や柚子皮を甘酸っぱく仕上げた「ゆずグラッセ」(30g袋入り)、天然塩とゆずからできたゆず塩「ス~ぱっ!ゆず塩」(20g袋入り)など、ゆず加工品が豊富にラインナップされている。
また同社は、2020年4月からyoutubeチャンネルを開設した。「製造元が教える 柚子こしょうの美味しい食べ方」のテーマで、川津社長が自ら出演し、料理を作る動画が評判を呼んでいる。